まず確認すること

  • 室温は何度か。温湿度計を確認します。
  • ケージが直射日光、暖房、熱源の近くにないか。
  • ぐったりする、横たわる、呼吸が速い、震える、反応が鈍い状態がいつから始まったか。
  • 呼吸が苦しい、完全に動かない場合は、この記事より受診先の確保を優先します。

観察ポイント

デグーは暑さに弱い動物です。一般的な飼育情報では、Blue Cross は飼育温度を 18〜21°C、RSPCA は囲い内を 20°C より高くしないよう案内しています。本サイトではページ管理者の飼育経験・体感を踏まえて日常管理の上限を 26°C としますが、これは熱中症を判断する安全境界ではありません。温度計は室内ではなくケージ付近で確認し、直射日光、湿度、通気、年齢や体調も合わせて見ます。体を伸ばして横たわる、呼吸が速い、よだれ、ぐったり、反応低下があれば、26°C 未満でも熱中症を疑います。

体が冷たい、動きが極端に鈍い、震える、反応が鈍い状態は、低温環境だけでなく、ショック、脱水、感染症、消化器疾患などで体温を維持できない時にも起こります。触った感覚だけで低体温や原因を確定せず、室温と全身状態を受診先へ伝えます。

暑さと寒さのどちらも、食欲低下や呼吸異常と重なりやすいため、まずは室温の確認が切り分けの起点になります。

初動

熱中症が疑われる場合

  • 直射日光や熱源から離し、冷房の効いた涼しい室内へ移します。
  • 急激に冷やしません。氷水に浸す、冷凍品を直接当てるといった急冷は避けます。
  • 通気をふさがない範囲で涼しい室内へ移し、風通しを確保します。飲める状態なら常温の水を用意します。氷水、冷凍品の直接接触、濡れた布で体を包む処置は避け、ぐったり・呼吸異常・反応低下があれば冷却と並行して受診先へ連絡します。

低体温が疑われる場合

  • 暖かく温度が安定した部屋へ移し、隙間風を避けながら受診先へ連絡します。
  • 急に熱くせず、室温から間接的にゆっくり温めます。湯たんぽ、カイロ、加熱した米袋などを体へ直接当てる方法は、やけどや過熱の危険があるため避けます。
  • 普段の牧草と水は届く位置に置きますが、反応が鈍い個体へ無理に食べさせたり飲ませたりしません。

受診の目安

熱中症・低体温ともに、ぐったりして反応が鈍い、呼吸が荒い、完全に食べない、倒れる場合は緊急です。温度調整で回復するかを待たず、初動と並行して今から受診先へ連絡してください。一度元気に見えても、重い熱中症では後から全身への影響が出る可能性があるため、受診の要否を確認します。