用途

ケージは、デグーが食べる、休む、走る、登る、掘る、隠れる、排せつするための生活拠点です。単なる入れ物ではなく、温度管理、衛生管理、健康観察、けが予防を支える基礎用品です。

広さだけでなく、換気、床面、落下対策、掃除しやすさ、扉の大きさ、用品の固定しやすさを合わせて選びます。ケージ選びを誤ると、暑さ、湿気、足裏トラブル、落下事故、ストレス、掃除不良が重なりやすくなります。

必須性

必須です。 迎える前に用意し、設置場所、温湿度計、床材、隠れ家、牧草、水、食器まで入れた状態で試運転しておきます。

仮住まいの小型ケースやキャリーは、通院や一時避難には使えますが、日常飼育のケージ代わりにはなりません。特に夏場は、小さい容器や通気の悪い囲いほど熱がこもりやすくなります。

具体的な品目

  • 金属製ワイヤーケージ:かじり破損に強く、通気を確保しやすい基本候補。
  • 多段ケージ:登る行動を支えやすいが、棚板と落下対策が必要。
  • 固い棚板・ステップ:足場を安定させ、網床の負担を減らすために使う。
  • 隠れ家・巣箱:木製、陶器製、かじっても危険が少ない素材を選ぶ。
  • トンネル:木製、紙製、素焼き、陶器など。出入口が狭すぎないもの。
  • 食器・給水器:倒れにくい陶器食器、金属製食器、給水ボトル、必要に応じて水皿。
  • ケージスタンドまたは安定した台:床の冷え、振動、上からの接近による警戒を減らすために使う。

選定基準

  • 実際の生活空間が十分にあり、ステップ、巣箱、回し車、砂浴び容器を置いても動線が残る。
  • 金属中心で、プラスチック部品をかじって飲み込む危険が少ない。
  • 通気がよく、熱や湿気がこもりにくい。
  • 底面が固く、床材を深めに入れられる。
  • 扉が大きく、掃除、健康チェック、緊急時の捕獲がしやすい。
  • 棚板やステップを後から追加・固定しやすい。
  • 扉やロックが確実で、逃走しにくい。
  • ケージ下部の掃除、食器の出し入れ、給水器の交換が毎日続けやすい。

リスクと避けたい条件

  • ガラス水槽・通気の悪い囲い:熱と湿気がこもり、呼吸器や暑さのリスクが上がります。
  • 全面網床:足裏に圧がかかり、赤み、腫れ、かさぶたの原因になることがあります。
  • 高すぎる段差:活動量は増えますが、落下時に骨折やけがにつながります。
  • プラスチック部品が多いケージ:かじり破損、誤食、鋭利な割れが問題になります。
  • 扉が小さいケージ:掃除や捕獲に時間がかかり、緊急時に扱いにくくなります。
  • 窓際・暖房近くへの設置:直射日光や熱源でケージ内温度が上がります。

運用チェック

設置後は、温湿度計をケージ周辺の生活高さに置き、日中と夜間の温度差を確認します。回し車、ステップ、巣箱を入れた後に、落下しそうな空間や行き止まりがないかを見ます。

毎週、棚板の固定、扉のロック、床材の湿気、木製用品の尿染み、かじり壊しを確認します。多頭飼育では、隠れ家や食器を複数にし、弱い個体が資源を使えているかも見ます。