尿がほとんど出ない、排尿姿勢を繰り返すのに尿跡がない場合は、今から受診先へ電話してください。飲水量や尿量の変化だけで、糖尿病とは判断できません。
まず確認すること
- 給水ボトルや水皿から水が出ているか、漏れや詰まりで実際の飲水量が分かりにくくなっていないかを確認します。
- 水の減り方、床材やトイレの濡れ方、尿のにおい、便の量を昨日までと比べます。
- 飲水量や尿量の変化に、食欲低下、元気低下、下痢、白内障、体重変化が重なっていないかを見ます。
観察ポイント
飲水量や尿量の変化には、給水器の不具合、暑さや食事内容、脱水、消化器トラブル、糖代謝異常など、さまざまな原因があります。まず、給水器から水を飲めるか、本当に飲む量が変わったのかを確かめてください。ボトルの漏れで水が減っているだけの場合もあれば、ノズルの詰まりで飲めていない場合もあります。
水も尿も増えたら糖尿病なの?
水の減り方が急に増え、尿で濡れる範囲も広がっている時は、多飲多尿の可能性があります。デグーでは糖代謝異常や白内障との関連が報告されていますが、これらだけで糖尿病とは診断できません。目の白い濁り、体重の増減、食欲や活動量の変化も見られる場合は早めに受診してください。
反対に、尿が少ない、床材がほとんど濡れない、水を飲めていない、便も少ない場合は脱水や消化器の不調を疑う手がかりになります。特に下痢、食欲低下、ぐったりする様子がある時は、飲水量だけを見て様子見しない方が安全です。
初動
- 給水ボトルのノズルを指先で押し、水が出ることを確認します。水皿を使っている場合は、倒れにくく汚れにくい位置へ置き直します。
- ボトルに水位の印をつけ、補充量、漏れの有無、尿汚れ、便量、食べた量を時刻つきで記録します。多頭飼育では、可能な範囲でどの個体が飲んでいるかを分けて確認します。
- 甘いおやつや果物は控え、普段の牧草中心の食事に戻します。
- 下痢、食欲低下、白内障、体重変化がある場合は、関連ページも確認しながら受診相談の準備を進めます。
受診の目安
飲水量や尿量の明らかな変化が続く、または繰り返す場合は、固定時間まで待たず早めに相談します。水の減り方や尿汚れが急に増えた、眼の白濁や体重変化がある場合は、糖代謝異常を含めて診てもらいます。
尿がほとんど出ない、排尿姿勢を繰り返すのに尿跡がない場合は、尿路閉塞の可能性があるため今すぐ受診先へ電話してください。水を飲めていない、下痢がある、食べない、便が少ない、ぐったりしている場合も当日中に相談します。完全に食べない、反応が鈍い、体が冷たい、急に悪化している場合は救急受診を優先してください。
関連するページ
- 多飲多尿・白内障・体重変化と糖尿病:飲水量や尿量の増加、眼の白濁、体重変化が重なる時に確認します。
- 軟便・下痢・水っぽい便が出る時:下痢、脱水、食欲低下がある時に確認します。
- 給水ボトル・水皿の選び方:給水器の選び方と、水が出るかどうかの点検方法。