まず確認すること

  • 尿の色が赤い、茶色い、濃いオレンジに見えるかを、床材や白い紙で確認します。
  • 排尿姿勢を何度もとる、鳴く、落ち着かない、少量ずつしか出ない様子がないかを見ます。
  • 寝床、床材、トイレまわりが普段より濡れていないか、反対に尿跡がほとんどないかを確認します。
  • 水の減り方、食欲、便量、体重、元気の変化を同時に見ます。

観察ポイント

血のような色の尿や、排尿しづらそうな動きは、泌尿器の問題、脱水、体調不良、食事や床材による見え方の変化など、複数の要因で起こり得ます。このページは診断ではなく、受診時に伝える情報を整理するためのものです。色だけで病名を決めず、「いつから」「どのくらいの量が」「どの場所に」出ているかを記録します。

尿色は床材の色や乾き方で変わって見えることがあります。可能なら白い紙や白いペーパーを一時的に敷き、赤み、茶色さ、濁り、においの強さを確認します。新しい食べ物、サプリ、床材を入れた直後なら、その変更もメモしておきます。

排尿姿勢を繰り返す、少量しか出ない、尿跡がない、下腹部を気にする様子がある場合は、見た目の元気が残っていても軽く扱わない方が安全です。湿った寝床や床材が増えている場合は尿量増加だけでなく、同じ場所で動かずに過ごしている、体が汚れている、飲水量が変わっている可能性も合わせて見ます。

水の減り方が急に増える、尿量も増える、体重変化や白内障が重なる場合は、糖代謝異常など別の体調変化の手がかりになることがあります。反対に、水を飲めていない、尿が少ない、便も少ない時は脱水や食欲低下が隠れていないかを確認します。

初動

  • 給水ボトルや水皿から水が出ることを確認し、飲める状態を保ちます。
  • 白い紙や清潔な床材で尿の色と量を見やすくし、濡れた寝床や床材は交換します。
  • 尿の写真、床材の濡れ方、水の減り方、食べた量、便量を短く記録します。多頭飼育では一時的に観察を分けます。
  • 甘いおやつや新しく追加した食べ物は控え、普段の牧草中心の食事に戻します。
  • 体を強く押す、自己判断で人用薬やサプリを使う、長時間待って確認だけを続ける対応は避けます。

受診の目安

血尿に見える、排尿姿勢を繰り返す、少量しか出ない、尿跡がない場合は、尿路閉塞の可能性もあるため「今から」受診先へ電話してください。尿がまったく確認できない、痛そうに鳴く、ぐったりしている、食べない、体が冷たい、急に悪化している場合は救急受診を前提にします。

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