用途

牧草フィーダーは、主食の牧草を汚れにくく、食べやすく、補充しやすい状態に保つための用品です。床置き牧草だけでも食べる個体はいますが、尿汚れや踏み荒らしが増えると、実際に食べた量が分かりにくくなります。

フィーダーは、牧草の摂取量を管理するための補助具です。牧草そのものを減らすための用品ではありません。

必須性

強く推奨です。 牧草を常に食べられる状態に保つため、フィーダー、床置き、牧草入れのいずれかは必要です。フィーダーを使わない場合でも、尿で汚れにくい置き方と、毎日の補充・交換ができる仕組みを用意します。

食欲の変化を見たい時は、フィーダーに入れた分と床置き分を分けると、どの牧草を食べたか、どこで汚したかを追いやすくなります。

具体的な品目

  • 金属製牧草ラック:かじりに強く、ケージ外側から補充しやすいもの。
  • 陶器製牧草入れ:倒れにくく、床置きに近い姿勢で食べやすい。
  • 木製牧草ボックス:かじれるが、尿染みと破損を確認する必要がある。
  • ワイド口のフィーダー:牧草を引き出しやすく、頭や足が挟まりにくい。
  • 床置き用トレー:牧草を選びやすいが、尿汚れを毎日確認する。
  • 複数箇所の小分け配置:多頭飼育で食べる場所の取り合いを減らす。

選定基準

  • 頭、首、足が挟まらない隙間になっている。
  • 牧草を引き出す時に無理な姿勢にならない。
  • 牧草の残量が見やすい。
  • かじって壊れにくい、または壊れても危険な破片が出にくい。
  • 尿や便で汚れにくい位置に固定できる。
  • 補充と掃除が毎日続けやすい。
  • 多頭飼育では、複数個または複数箇所に分けられる。

リスクと避けたい条件

  • 深い V 字型や狭すぎる格子:頭や足の挟まり、食べにくさの原因になります。
  • 高すぎる位置:無理な姿勢で食べ、シニア個体や小柄な個体が使いにくくなります。
  • 鋭い金属端:口、足、鼻先を傷つけることがあります。
  • プラスチック製でかじりやすいもの:破損や誤食のリスクがあります。
  • 床置きだけで尿汚れが多い状態:食べた量が分かりにくく、衛生面の問題になります。

運用チェック

毎日、牧草を足す前に、古い牧草、湿った牧草、尿で汚れた牧草を外します。フィーダーの底に粉や短い牧草が溜まると、食べにくくなるため、定期的に空にして確認します。

牧草を食べなくなった時は、牧草の種類だけでなく、フィーダーの高さ、隙間、詰め込みすぎ、同居個体による占有を見ます。口元の濡れ、便の減少、体重減少があれば、フィーダー調整だけで様子見しません。